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2004年 07月 29日
セシールのCMを見ました。
ドミノがパタパタと倒れていき、倒れたドミノによってセシールの通販カタログが見えるようになる、というなんということのない流れ。気になったのはそれが全編フルCGで作られているということ。 10年前なら「全編フルCG」ってだけで持てはやされたであろう。 話題にもなってCM効果があったろう。 でも今や一般PCでも、技術があれば遜色のないCGが作れるんですよ? ドミノが倒れていくCGを見せられて「すっげー!」という声をあげて欲しいんですか? いやいや、逆にチャチな印象を与えて、会社にとってマイナスですらあるかと思われます。 有りそうで無さそうな映像を使うことによって、視聴者に強烈な印象を与える手法があります。 有名なところで燃焼系アミノ式。今流れているのは「頭上風車」篇。このCMは「こんな運動しなくても♪」というコピーとともに商品アピールもバッチリ!このシリーズは大変好評です。 似たタイプとしては、おじいさんが大車輪をするセゾンカードのCMもオモシロイですね。 「猫も杓子もCG」を茶化しているCMとしてはローソンもそうです。 市田ひろみと若槻千夏が出演して、おにぎりとドリンクを宣伝していますが、その映像がどことなく嘘臭い(笑) 写真パネルを動かしているかのような、2次元のような3次元な映像。しかし静止画ではなく、すべて動画。手がプルプル震えたり、目がパチクリしていたりと、妙な違和感を感じさせてくれます。 その「妙な違和感」というのがCM製作者の狙い! 作ろうと思えば、すごくキレイな、流れるようなCMだって作れます。しかしそれは当たり前過ぎて何の面白味もなく、CMとして作る価値もないモノ。どうすれば視聴者が見ていて「ん?」と思わせることができるか。それを考えた上でCGを使わないことを選択。 だからそのなんだ セシールは頭使え! どうせやるんだったらAIGスター生命のTVCM「ゾウのハプニング」篇(物議を醸し出していますが、アレはCGと実写の組み合わせらしい)くらいのモノを作ろうぜ! ※ セシールのCMをかなり探しましたが、セシールHPにもCMは置かれていませんでした。まぁ、見る価値のないCMなので問題はありませんが(笑) AIGスター生命プレスリリース 「ゾウのハプニング」篇(PDF)
by 3wayama
| 2004-07-29 22:25
| TVとかCMとか
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