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2007年 07月 08日
子供の頃、家のトイレとお風呂が改装されたんですが、工事を請け負っていた工務店の社長がハゲワシを飼っていて、「良かったら見に来たら?」と言うので見に行ったことがあります。
で、重機が置かれた工務店の敷地内に檻があり、その中にハゲワシがいました。 動物園で見るのと違って、身近に鎮座するハゲワシは実に堂々としていて、図鑑で見るのとまったく違う迫力にビビって緊張してしまい、檻越しにも関わらず近付けずにいました。 そのリアクションに気を良くしたのか、社長は檻の中にニワトリを放り込みました。 もちろん、ハゲワシのエサであるニワトリを。 放り込まれたニワトリをしばし凝視していたハゲワシは、一瞬身構えた後、一気に襲いかかってニワトリを仕留めました。 そのショッキングな姿に圧倒され、「鳥ってデカくて怖いんだな」と子供心に刻み込んだものでした。 子供の頃の話なので、そのハゲワシは余計大きく感じたんでしょうけど体長は1m強、翼長は優に2mを超えていたでしょうか。翼長を意識したのはその時が初めてでしたが、目の前で2mを超える翼を広げられると、正直、恐怖を感じたものです。 前置きが長くなりましたが。 アルゼンチンでアルゲンタビス・マグニフィセンスの化石が発掘され、その研究成果が発表されました。アルゲンタビス・マグニフィセンスは空を飛ぶ鳥類の中では地球史上最大と言われ、空を飛ぶくせに体重は70〜100kg、なんだったら120kgとも! 120kgの生き物が本当に飛ぶことができるのか、にわかには信じられません! 研究成果によると、「自力で羽ばたいて飛び続けることはできず、主にグライダーのように滑空していた可能性が高いことが分かった」とのことですが、さもありなん。このサイズでスズメのような飛び方をされたら怖いもの(笑) コンドルと同じく(ってかコンドルですけど)、上昇気流に乗って旋回していたのは間違いないでしょう。 ・・・ただ120kgの生き物が空を飛ぶのは、やはり信じ難いですけど。 アルゲンタビス・マグニフィセンスの翼長は最大8mだとか。 8mの鳥って!! 写真のような巨大な鳥が上空を旋回している姿を見かけたら、体の震えが止まらず、下手をすれば、いや、下手をせずとも失禁ものでしょう! 子供の頃に見たハゲワシのお陰で、鳥に対しては可愛さよりも恐怖の割合が大きいので、この写真を初めて見たときには「やっぱりか!」と思ったものでした。 何が「やっぱり」なのかは知りませんが(笑) しかし想像を膨らますというには現実感が有り過ぎる写真ですからねぇ。 模型ですけど。 こういうのを見ると、アメリカ先住民に伝わる神鳥・サンダーバードは、実在の鳥を元にした伝説だと信じてしまいます。 史上最大級の飛べる鳥、主に滑空か=600万年前生息−米大学チームが化石分析 - 時事通信 サンダーバード/ビッグバード - 未確認生物(UMA) FILE065:サンダーバード - 超魔界帝国
by 3wayama
| 2007-07-08 11:42
| 自然・生物
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